「誇りと復讐」

久々のジェフリー・アーチャー。
最近、発売予定をチェックしてなかったから、
本屋で発見して即買いです。
前回の短編集「プリズン・ストーリーズ」が今ひとつ好みじゃなかったので、
今回ちょっと心配してたんですが、
いや、久々に面白かったですね。

4102161287 誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)
Jeffrey Archer 永井 淳
新潮社 2009-05-28

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4102161295 誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)
Jeffrey Archer 永井 淳
新潮社 2009-05-28

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今回の長編はサーガ系でなくサスペンス系…だよね?
あれ? でも前回が「ゴッホは欺く」だったから、これはサーガ系になるのかな?
(ジェフリー・アーチャーのローテーションは、サスペンス→短編→サーガ→サスペンス→短編→サーガ→サスペンス・・・なので)
ストーリーのベースは、完全に「モンテ・クリスト伯」なのでオチは見えてるんですが、
どうやって逃げ出して復讐するか、のプロセスは、やはりアーチャー流。
でもって、さすがに裁判経験だの刑務所経験だのが豊富な(笑)アーチャーだけに、
法廷や刑務所の描写が微にいり細にいり、でも、それが冗長でない、というのは、
作者の構成力だけでなく、訳者の力量もあるんでしょうか。
ずっと同じ訳者なので、文体も変わらず安心して読めるのが嬉しい所。
アーチャー作品は「ケインとアベル」が有名だけど、
それ以外でも結構色々面白い作品は多いです。
「めざせダウニング街10番地」とか「チェルシー・テラスへの道」とか、
「盗まれた独立宣言」とか「ロシア皇帝の密約」とか。。。
まあ、個人的には今ひとつな作品もチラホラありますが・・・
 #特にこないだの短編はあんまり読む気しなかった
ただ、今回カバーの見返しみると、随分絶版になっちゃってるみたいなのが残念。
あ、久々に全作品読み直したくなってきたぞ。
また「百万ドルを取り返せ!」から読み直すかな。
その前に、ドコにしまいこんだか探さないといけないけど(苦笑)
一応おまけで、アマゾンでのジェフリーアーチャーの検索結果(笑)
ジェフリー・アーチャー

「誇りと復讐」” に4件のコメントがあります

  1. 最近読書もご無沙汰。
    ジェフリー・アーチャー なつかしい〜〜。

  2. でもその訳者さん、亡くなってしまったんだよね。昨日記事が出てたと思った。
    翻訳モノって、なんだかんだいって訳者にかかってくるとこ大きいから、次作以降テイストが変わってしまうんだろうね。
    もっとも、最近アーチャーものって随分ごぶさたしてるけど。

  3. >やすりん
    でしょ〜。
    一応全作読んでるけど、久々に面白かったです。
    >しろちゃん
    ・・・げ、マジ?
    って調べたらニュース出てた…
    うー、今後どうなるんだろう(泣)

  4. 話違うけど〜 
    今日は誕生日ですね。 おめでとうございます。
    Happy Birthday!!! ( ^_^)o-o話違うけど〜 
    今日は誕生日ですね。 おめでとうございます。
    Happy Birthday!!! ( ^_^)o-o<PON!。.:*:・'°☆。.:*:・'°★°'・:* 素敵な1年でありますよう。 そして、また来年も楽しくお祝いできますように。

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