面接の帰りに(^^;)ゲットしてきました、グインの106巻です。
ボルボロスの追跡 栗本 薫 早川書房 2006-02-08 by G-Tools |
アマゾンでは今日現在はまだ画像がありませんが、
今度こそ表紙はリギアの模様。
#前回リギアだと思ってたけど、mixiのグインコミュでアムネリスだという話で落ち着いた
英語タイトルは
BEYOND BOLBOROS
直訳だと「ボルボロスを越えて」てな感じですかね。
まーまーな感じかな。
#ナニサマだ>ぢぶん
では毎度恒例ネタバレでございます。
今回も時間は全然進んでません。
話は多少進んだような進んでないような・・・
スーティとフロリーの身の上に関して困った展開になってるので、
進んだと言えなくも・・・ない?
とりあえずパロへ向かうグインたちと光団とのおっかけっこから始まるわけですが、
例のごとくグインが一人で足止めしようとしてます。
んで、コーヒー青年アストリアス君がグインに拉致られたりなんかして。
ここでのアストリアスがどうにも哀れを誘うと言うかなんと言うか・・・
アストリアスよ、君、単純すぎ(爆)
のーしてそう色んな人に舌先三寸で丸め込まれるかねぇ。
フェルドリックだのマリウスだの(ヴァレリウスは黒蓮の粉使われてたからしかたないにしても)、
恨み重なるグインにすら・・・
これじゃあちこちで陰謀の手先に使われるのも仕方ないです。
満を持して登場した割には前回からいいとこなさすぎ・・・
ということで、グインの舌先三寸であしらわれたアストリアス君は、
「貴様!」から「グイン殿」に変貌してます(笑)
そして、いいようにグインに使われてたりなんかして(爆)
#見た目はヒルメス(byアルスラーン戦記)そっくりになったけど、
頭の中身はヒルメスに及ばないわね(^^;)
んでグイン以外のご一行様ですが、
リギアがグインを迎えに言ってる間にまたもやお姫様キャラたちが誘拐されてたり。
#マリウスは誘拐癖がつきまくりですな
アストリアスにフロリーとスーティ君の素性がばれてしまった為、
光団に忍び込んでたゴーラの密偵(カメロンの差し回しかな?)達が、
最優先事項としてゴーラに連れ去ろうとしたんですな。
この辺は次回までひっぱるかなーと思ったけど、さすがに今回で決着がつきました。
ただ、ゴーラにもスーティ君の存在が伝わってしまったので、今後のお家騒動は避けられないかもしれません。
ちなみに、スーティ君は相変わらずのやんちゃ坊主です。
リギアとフロリーがどうにも相性が悪いらしくリギアがフロリーに食って掛かった時も、
「おばたん、わるもんだ」
と一刀両断(爆)
マリウスがちょぴりフロリーを諌めた時も、
「にいたんわるもん。」
「ぐいんだけいいもん。」
と、まだ2歳児でひらがなしか喋れないというのに、
人物評価がきちんとできてて非常によろしい(笑)
#どっちかっていうとマリウスは違う意味の方で悪者だからねぇ
ちっちゃなスーティ君を見ていると、ちびっこい頃のイシュトにカメさんが惚れこんだのもわかるような気がします。
ただ、グインがスーティを守りたい、健やかに成人させたい、というのはそれとは違うと思いますけどね。
グインの場合は、カロイ谷の火計でイシュトヴァーンが負った心の傷に対する贖罪の気持ちがあるんでしょうな。
だから、父親のような不幸な思いをこの子にさせたくない、禍々しい人生を送らせたくない、って思っちゃうんだと。
だけど、その場合フロリーと一緒にパロに連れて行くだけじゃものすごく危ないと思うんだけど・・・
いっそケイロニアに連れてっちゃった方がよっぽど安全なのにね。
まあ、豹頭おじさんが記憶喪失のままじゃそれもかなわないわけですが。
そう、いまだに豹頭おじさんの記憶は戻ってません。
記憶喪失になってから10冊なんだけどなぁ…
ただ、この10冊で作中時間が一週間たってるかどうか、って感じなのでしかたがないっちゃしかたがないんだけど。
ところどころ記憶がこぼれ出てくるのが非常にじれったい。
#ちなみに今回アストリアスはゼノンと同じ扱いです(笑)
#ということは下手するとドードーと同じ扱いかも(爆)
#強く生きろよ、アストリアス・・・
どーも栗本さん的には、リンダと会うまで記憶を戻すつもりはなさそうだし・・・
次回はクムに入るみたいだし・・・
どーせルーアンで一悶着あるんだろうし・・・
あと10冊は豹頭おじさんの記憶が戻る気配はなさそうですなぁ。
あー、まだるっこしい。
ということで、次回の舞台はモンゴール辺境からクムに移るようです。
久々の月刊グインは106巻で一段落。
107巻はいつもの隔月刊行ペースに戻ります。
クム編は4月までのお楽しみ。
待て、次号。