宮部みゆきは暗い話が多いので敬遠してましたが、
コレは映画になったのもあってでなんとなく気になって先日一気買いしました。
ただし、普通の角川文庫版をそろえておいているところが無かったため、
仕方が無くてスニーカー文庫版です(^^;)
カラー口絵が映画のキャラ絵なのでそれはそれでまあよし。
簡単に言っちゃうとへなちょこミツルの成長譚。
現実世界を変えたくて、異世界で冒険していくうちに大切なものに目覚める、
ある意味王道ともいえる展開。
#なんで変えたいのかって理由が宮部みゆきっぽいのは置いといて(笑)
ブレイブ・ストーリー (1) 幽霊ビル 宮部 みゆき 角川書店 2006-05-31 by G-Tools |
ブレイブ・ストーリー (2) 幻界 宮部 みゆき 角川書店 2006-05-31 by G-Tools |
ブレイブ・ストーリー (3) 再会 宮部 みゆき 角川書店 2006-05-31 by G-Tools |
ブレイブ・ストーリー (4) 運命の塔 宮部 みゆき 角川書店 2006-05-31 by G-Tools |
ただですな、宮部みゆきがゲーマーなのは知ってたけど、
確かにゲーマーが書くファンタジー小説だなーと思ってしまったワシ(^^;)
いや、キャラ造形とか心理描写は濃いです。
私がこれまでずーっと敬遠してた宮部みゆき調に濃いです。
ただ、設定が(^^;)
読んでてずーっと思ってたんですが、
幻想水滸伝II(コナミ)+MAR(メル:安西信行)
ぽいぞと(^^;)
幻想水滸伝IIはコナミのロープレ「幻想水滸伝」のシリーズ第二作。
MAR(メル)はついこないだ最終回を迎えた少年サンデーの漫画。
#テレ東のアニメ「メルヘブン」の原作だす
最終目的が同じなのに対立する友人同士→幻水IIの基本設定
目的にいたる道程で仲間を増やしていくワタル(幻水の主人公、メルのギンタ)
目的のために手段を選ばないミツル(幻水のジョウイ、メルのファントム)
その他幻水を髣髴とさせる設定が色々あったりなんかして。
まあ、プレイしてないヒトにはわからんネタですが(^^;)
でも、だからってつまらないわけじゃなく、
そういう設定を宮部節で調理しているので、中々楽しく読めました。
カッツさん好きなので、ちょっとお亡くなりになるシーンにホロリ。
ラストでご都合に生き返らせたりしないのは宮部さんっぽいのかなと思います。
巻き戻しをしても意味がない、自分が変わっていかないと世界は変わらない、
ってのが多分根底のテーマなのかな。
ん、でも面白かったです。
「ドリーム・バスター」が文庫になったら読んでみようかな。
ちょっと映画が見たくなってきたです。
ゲドも気になるんだけどねー。
【その他関連】
MAR (1) 少年サンデーコミックス 安西 信行 小学館 2003-05-17 by G-Tools |
ドリームバスター 宮部 みゆき by G-Tools |
ドリームバスター2 宮部 みゆき by G-Tools |
ドリームバスター〈3〉 宮部 みゆき by G-Tools |