はい、毎度おなじみグインの時間です(笑)
本日会社帰りにゲット&読了です。
豹頭王の挑戦 栗本 薫 早川書房 2006-08-07 by G-Tools |
表紙はスーティとマリウスとグイン(あと、隅っこにフロリー)。
ただし、皆とんでもないカッコしてます(爆)
表紙だけでもネタバレになってますな、今回は。
そして、英語タイトルは完全にネタバレです。
PLAYACTING OF PANTHER-KING
直訳すると豹頭王の演技、ですか。
ただ、PLAYACTINGには役者稼業っつー意味もあるらしいので、
豹頭王の役者稼業って方がますますネタバレでいいかも(爆)
ということで、ネタバレ行きまーす。
相変わらず話はあまり進んでませんが、今回は笑いどころ満載です。
だって、これまで散々いろんなこと挑戦してきて、挙句に宇宙まで行っちゃった豹頭おぢさんが、
今度は一体何に挑戦するのかと思えば・・・
役者っすよ、役者。
まさか本物が偽者のフリしてるとは思うまい…ってことらしいんですが、
だけど、「ケイロニアの豹頭王を演じるために魔道師に仮面作ってもらった」って無理がありすぎだろ、それ(爆)
マリウスの歌と、本物演じる偽グイン(わけわからんw)対リギアの剣劇とを二本柱にして、
旅芸人の一座として興行打ちながら行けば、
追手もごまかせるしお金も稼げるし一石二鳥ってのはまあいいとして。
マリウスの更なる言い分がまたすごい。
本文そのままはちょっとあれなので、言い分を要約すると…
140ページ9行目以降要約
「道中この興行が大評判になって、クリスタルに近づく頃にはリンダの耳に入るよね。
そしたら、リンダの事だから、絶対に
『私のグインを騙るなんて許せないわ!目の前にひっとらえてらっしゃい!』
って激怒するだろうから、そしたら大人しくつかまるんだ。
それからリンダの前に引き出されたらこういうんだ。
『やあリンダ、ちゃんとグインを連れて帰ってきたよ』
ほら、完璧な計画じゃない?」
…マリウス君のあまりの楽天主義にアゴがハズレそうになりました(笑)
その楽天主義でおまへは何度失敗しているのかと小一時間(ry
パロ兵に捕まったら、その前に尋問されて拷問される、とかって可能性は頭にないんですかね、
こののーてんきな小鳥さんは。
そんなんだから拉致されまくりのお姫様キャラって言われるんだよなー。
挙句の果てにリギアまで見事に舌先三寸で丸め込み、
晴れて「豹頭王グインと吟遊詩人マリウス一座」の出来上がり〜
#アキレウス陛下やハゾスが見たら卒倒しそうな一座名だ(笑)
またグインおぢさんてー人が、記憶が無くても何気に芝居っ気たっぷりでお茶目ですからねぇ。
リギアは持ち上げるわ、マリンカ(リギアの馬)は持ち上げるわ、
開き直ったんだか自棄になってるんだかなんだかよくわかりませんが、ノリノリです(笑)
しかし、今回の最大のポイントは、実はグインの役者デビュー(笑)じゃないのです。
301ページの挿絵を是非ごらんアレ。
スーティが読者の心を鷲づかみです(爆)
丹野さん、オイシイ絵を選んだなぁ。
今回はお話も笑いどころが満載(特にすーたんが絡むシーン)だし、
挿絵にぷりちーな絵柄がおおくて、ほのぼの楽しめるです。
だから話が大してすすんでなくても許せるかな(笑)
栗本さんもそーとー楽しんで書いてたみたいだし。
ただ、110巻でも「グイン、旅芸人になる」の巻は続く様なので…
一体いつになったらパロにたどり着くのか全然見えないのが困ったものです(^^;)
旅芸人グインの正体はばれるのか?
それともやっぱりマリウスの能天気な計画通りに行っちゃうのか?
気になる110巻は10月発売予定。
待て、次号。