いつもだと10日前後なのに、何故か今日高田馬場のあおい書店で発見。
更に、購入後(というか読了後)地元駅前の本屋でも発見。
しかし、まだAmazonには出ていない…
ネット本屋は確実に手に入るけど、
フライングできるのがやっぱり本屋めぐりのいいところだな。
と、それはさておき、毎度恒例英語タイトルは
THE UNKNOWN UNDERWORLD
です。
知られざる地下世界…ってネタバレしまくりですがな。
最近ネタバレな英語タイトルが多いなぁ。
4/14追記
Amazonで中々出てこなかったので、表紙載せるの忘れてました(汗)
もう一つの王国 栗本 薫 早川書房 2007-04 by G-Tools |
久々、バーバリアンな感じのグインですな。
さて、それではネタバレ行きますか。
えーっとですね。
今回はAパートとBパートでがらっと雰囲気が変わります。
Aぱーとは相変わらずなタイス編、Bパートはちょっぴり外伝「イリスの石」ちっく。
そして、今回またもやすーたんの出番はなし(残念)
#てか、グインとリギアしか今回出番無いぞ、あの一座
まずはAパートですが、散々前回引っ張った割には微妙なガンダルとの対面。
軽く手合わせしただけで、闘技場には到達してませんです。
微妙にグインの正体に気付いてるっぽいのが、
脳味噌筋肉な普通の闘技士とは違う感じ。
てゆーか、なんですかあのモ○ルスーツは。
モビ○スーツというかアイアンゴーレムというか…(口絵はアイアンゴーレムくさい)
ガンダルってもっと文明社会のドードー(笑)とか、老獪なゼノンみたいなタイプかと思ってたよ。
まさかモビル○ーツだったとは…
やっぱ名前のせい?(マテ)
個人的には○ビルスーツ(違)VSタイ○ーマスク(激違)の頂上決戦が見たいけど、
Bパートの事考えると、今後の展開次第ではやっても途中で事件があって決着つかなそうな予感。
続いてBパート。
なんでイリスの石っぽいかっていうと、死霊と地下迷宮が出てくるからですな。
要するに、死霊に出会って地下迷宮(水路)に入って、
タイスからの脱出路を探しまわるんですが、これがゾルーディアを妙に髣髴とさせるもんで。
実は前回、「もう一つの王国ってなんだろう?」と思って予想を二つ立ててまして。
(こっちじゃなくてmixiのグインコミュの新刊タイトルトピに書いた)
<その1>
闘技場でモ○ルスーツと頂上決戦やって勝利、「辺境の王者」バリに闘技場の王者に。
<その2>
地下水路=もう一つのタイスに入ってうろつきまわる
予想その2のほうでしたな。
まあ、ぴーちくぱーちくさえずる小鳥ちゃん(キモッ)だの、
やんちゃ小僧と華奢なおっかさんだのっていう、
かばわなきゃいけないものがいない単独行動のグインっつーのはある意味無敵なので、
サクサク奥に進めちゃうわけですが。
最後の最後で意外(でもないな)な人物が出てきちゃったりします。
…ていうか、やっぱお前がここのラスボスかよ、
白のマーロール。
111巻のタイトルロールまで飾った割りにあっさり引っ込んだのでアヤシイとは思ってましたが、
地下水路の王だそうですよ。
しかも、あの変態伯爵のセガレだそうですよ。
なるほろ、Bパートしょっぱなに先代タイス伯の不遇な公子の幽霊が出てきたけど、
この予告(似たような不遇な境遇の息子がいる)として書きたかったのかとちょっと納得。
なんの為のエピだったのかなーとか思いながら読んでたんだけどね。
タイス(紅鶴城)の闇を書きたいのであれば、息子じゃなくても娘でもよかったわけだし。
#ついでにこのとき久々にスナフキンの剣とユーライカの瑠璃ちゃん登場
#てか記憶喪失なんだから瑠璃が話しかけてきたら驚けよ、グイン(笑)
グインが妖気を感じたって言ってたし、何かに「似てる」って言ってたから、
マーロールってインキュバスのユリウス君と人間の女性の間に生まれた半妖かと思ってたんだけどな。
人間生まれだったのが意外。
人外生物だらけの生態系の中で育ってるから、結局生物学的に人間でも精神的種族が人間外ってことか。
#しかも父親もちょいと人間離れした変態だし(笑)
まあ、地下水路のラスボスとは言っても、どうやら現在友好的な気分らしく、今回は戦闘回避。
タイスをひっくり返したいマーロール君的には「敵の敵は味方」って事らしいです。
#しかし、怪我をしたことで生きてる実感がわく登場人物が多いな…
で、こんなとこでまたヒクんだよ、この作者。
だからー、いくら6月刊行予定だからって、週刊連載みたいなヒキはやめれっての。
ということで、114巻「紅鶴城の幽霊」(by天狼星通信オンライン)は6月発売予定。
既に公子の死霊が出てきちゃったのに、更に何の幽霊を出す気なのか?
それとも幽霊ってのは実は地下水路つかってあちこち顔だす水族のことなのか?
果たしてガンダルとの頂上決戦はあるのか?
いつまで続く、タイス編。
待て、次号。