*過去*製本の限界に挑戦?(うーん長いな文章が)

ネタがなくてちょっとサボってしまった(^^;)
まぁ、タイトルに「気まぐれ」ってつけてあるからいいのか(笑)
その代わりと言っちゃなんだが、今日は長いぞ(爆)
昨日、本屋で京極夏彦の文庫新刊「絡新婦の理」を購入。
元々新書時点で分厚くて有名な京極、文庫ではどうしているのかと言うと…
なんと、分冊にせずに1冊で頑張ってるんだよねー。
もはや製本の限界に挑戦しているとしか思えない。
しかも毎回毎回長くなってるし。。。
この本を分冊にせず1冊で頑張っている講談社…
値段的にはありがたいけど、片手で持って読めない文庫を作られてもなぁ。。。
手が疲れるんだよ、アレ読むの。
ということで毎回分厚くなるその文庫のページ数(カラー口絵・巻末広告を含んだ数字)
及びその厚さを見てみると…

 タイトル     ページ数/厚さ
「姑獲鳥の夏」… 642ページ/2.5cm
「魍魎の匣」 …1074ページ/3.8cm
「狂骨の夢」 … 986ページ/3.6cm
「鉄鼠の檻」 …1374ページ/5cm
「絡新婦の理」…1410ページ/5.2cm(!)
600ページくらいの文庫は、まぁ普通としよう。
しかし、1400ページ、5センチを超える厚さの文庫って一体…
そもそも新書→文庫の場合って、ページ数が増えるんだよね。
新書はサイズも大きいし、文字2段組だけど、文庫はサイズ小さいし、文字1段組だし。
でもって、こういうページ数が多いモノの時は、
分冊にするか、紙を薄くして、極力分厚くならないようにするんだよ、普通。
だって。。。普通は業者さんの製本機でも通らないもん、こんな厚さ・・・
辞書の製本やってるような製本屋さんじゃないと無理だと思うぞ。
でもって製本機って通せる本のサイズと厚さってある程度決まっちゃってるし、
文庫サイズでこの厚さってのは、ある意味製本の限界に挑戦してると言える。
私としては、この本を頑張って製本してる製本所さん達、T社、U社、K社、W社、に拍手を送りたいね。