今年は頑張る技術メモシリーズ。
…おっきなサイズのOVFをvSphere Clientでエクスポートすると、ブラウザのファイルサイズ制限に引っかかってコケるんだよ…
だから、なるべくこの辺はPowerCLI使ったほうがいいんだよ…
事前準備
- ローカルストレージの空き状況を確認し、空き領域の大きい場所にエクスポート先ディレクトリを作成しておく
- エクスポート対象の仮想マシンをシャットダウンしておく
- 仮想マシンの「オプションの編集」で、CD/DVDドライブを「クライアントデバイス」に変更しておく※
※注意!
エクスポートする際は、vSphere Client/PowerCLI問わず、必ずCD/DVDドライブが「クライアントデバイス」であることを確認すること!
- vSpher Client
- データストアISOマウント状態だとエクスポートエラーになる
- この時点で修正する
- データストアISOマウント状態だとエクスポートエラーになる
- PowerCLI
- エクスポートコマンドに
-Force
つけるので、エラーなしにエクスポートできてしまう- 同一環境に再インポートなら辛うじて問題なし
- 別環境にインポートのした際にインポートエラー(大概FileNotFound)が発生する
- エクスポートやり直し(オチが残念すぎる…)
- エクスポートコマンドに
PowerCLI使用時の流れ
- スタートボタンを右クリックし、Windows Powershell(管理者)を実行
- vCenterに接続(黄色い文字で警告が出る事があるけど、証明書の警告なので無視してOK)
- 対象の仮想マシンがPowerOffになっている事を確認する
- OVFエクスポートコマンドを実施
#vCenter接続
Connect-VIServer -User 自分のID -Password 自分のpw -Server vCenterのIP -force
#VMのステータス確認
Get-VM -Name 仮想マシン名
#エクスポート
Get-VM -Name 仮想マシン名 | Export-VApp -Destonation 出力先-Format 出力形式(ovf or ova) -Force
おまけ:ログ保存コマンド
PowerCLIだとログ保存がしにくいので、エビが欲しかったらStart-Transcript
を使ってテキストに吐かせておくのもあり。(もしかしたら今後Windows Terminalなら保存できるようになるかも…?)
#記録開始。同一作業日で複数回ログを保存する場合は、末尾の数字を都度増やす
Start-Transcript -Path c:\work\yyyymmdd-作業者名-01.txt
#記録終了
stop-transcript