本に埋もれてた2日間

なんとか、今回の本整理大作戦終了。
今日も結局ダンボール箱ひっくり返して、封印(当分読まないと思われる)本と、
比較的読み返したりしそうな本とより分けて、
さらに古本屋さん行き本もひっぱりだして・・・
なんだかんだで古本屋行きが100冊くらいになったのかな?


そいでもまだまだ「あれ? あの本どこやったっけ?」な行方不明本が10冊くらいあったりして。
まあ、多分かなーり下の方にあるダンボールにうずもれてるはずだけど。
炎立つ」全五巻とか「ダルタニャン物語」全11巻とか…
 #組み合わせが変だ(笑)
ダンボールひっくり返してたら「ゼンダ城の虜」とか「ソロモン王の宝窟」とか「紅はこべ」とか出てきて、
みょーに懐かしかったり。
歴史モノってーか伝奇モノってやっぱし好きだなぁ。。
んだから高橋克彦だの隆慶一郎なんかも好きなんだけどね。
まっとーな(教科書的な)歴史よりも、「If」な歴史の方が面白い。
もちろん、まっとーな歴史を知ってるっていう前提で「If」を読まないと、
どこでどうドンデンガエシがあるのかわからんから、面白さが半減するけど。
まっとーな歴史小説も嫌いじゃないんだけど・・・
歴史上明らかにその登場人物が死ぬのがわかってて、
登場人物を下手に気に入っちゃったりしてると、先を読むのが辛かったりするんだな、これが。
だから、ラスト、これも読むの辛かったりしたなぁ…
剣豪将軍義輝
室町幕府十三代将軍足利義輝。
その少年期から松永弾正に暗殺されるまでを描いた小説。
作者は宮本昌孝と言って、大昔、早川文庫で「失われし者タリオン
なんていうヒロイックファンタジー(これも死語だなー)のシリーズを書いてた人です。
最近は歴史小説が多いけど、私は「タリオン」を読んでたので、どっちかっつーと
「あ、この人歴史モノも書いてるんだー」とか思って買ったという(^^;)
それに、あまり足利義輝自体をよく知らなかったから、ちょっと面白そうだな、と思ったのもある。
 #学校でやる程度の日本史だと、足利将軍で印象に残るのって、普通「尊氏、義満、義政、義昭」位だと思うし・・・
 
あらすじとかここで説明するとネタバレになってしまうのでやんないけど、印象としては・・・
高橋克彦の「時宗」(大河ドラマになったヤツね)を読んだときに、
なんかに印象似てるなーと思ったんだけど、
今考えたらこの小説(義輝)に似てる感じがする。
でも、ちょっぴり隆慶一郎も入ってる感じもあるし。。。
とにかく、なかなか熱い戦国武者、というか武士、というかもののふ、の物語です。
義輝のキャラがとってもよいので、戦国時代が好きな方は是非一読されたい。
・・・話がそれた(^^;)
いや、んでとにかく、義輝は歴史上松永弾正に暗殺されているわけで。
多分、この小説の中でも死ぬんだろーな、と思ったんだけど、
もしかしたら「If」として替え玉残して生き延びるかも・・・? なんて甘い期待を当初はしてたわけ。
でもねー、、、きっちり殺してくれましたよ、作者。
まあ、そこで殺すことによってラストシーンへ美しくつながって行くわけなんだけど・・・
個人的には、義輝のキャラクターが気に入ってたから、
なかなかそこのシーン読めなくてねぇ・・・
基本的に、気に入りのキャラクターが死ぬシーンは読むのツライので、
読み直しの時はついつい読み飛ばしてしまうという・・・
 #歴史モンじゃないけど銀英伝の2巻は未だに読み飛ばす(^^;)
だから、確実に登場人物が死ぬのがわかってる歴史モノは、
登場人物が上手に描かれているほど苦手だったりする(^^;)
好きなんだけどね。
・・・また話がそれた。
ということで、こんな感じで本を読み直し読み直し片付けていたので、
丸2日かけて、結局100冊程度しか処分する本をセレクトできなかったと言うオハナシでした。
 #おかしいなぁ・・・あと20冊は処分行きになるはずだったのに…