次世代DVD戦争にようやく終わりが見えた…のか?

先週末、ワーナーがHD DVDを見捨てて(?)Blu-Rayに走る、って記事が出てましたね。

ワーナー・ホーム・ビデオが、HDパッケージソフトをBlu-ray Discのみに一本化すると発表した。北米でHD DVDタイトルの約半分を供給しているワーナーだが、この決断が次世代光ディスク戦争に与える影響は大きい。

コレに関してHD-DVD陣営はなんかものすごーくがっくりというか負け惜しみっぽいコメント出してたけど、
ワーナーが抜けても、まだパラマウントとユニバーサルがまだHD DVD陣営にいるはずが…
なんか更に追い討ちをかけるっぽいニュースが今日もまた。

次世代DVDの規格争いを巡り米映画大手パラマウント・ピクチャーズが、東芝などが推進する「HD—DVD」への支持を取り下げ、ソニーなどの「ブルーレイ・ディスク(BD)」に乗り換える方向で検討していると、英紙フィナンシャル・タイムズが8日伝えた。米ワーナー・ブラザースに続く映画大手のHD陣営からの離脱は、規格争いに最終決着をつける可能性があるという

コレに関しては、HD-DVD陣営の東芝広報がパラマウントに問い合わせた結果、
「HD-DVDへの支持は継続する」、って回答が出たらしいんだけど、
でも、フィナンシャルタイムズの記事も「検討している」だからねぇ。
なんとなく、東芝への回答の頭にカッコつきで(現時点では)っていうのが入ってるように感じるのは私だけ?
更に、更に、もっとHD-DVD陣営に痛いニュースがタイムズから。

英TIMESのオンライン版「TIMESONLINE」は1月8日、HD DVD陣営の20社が、同陣営から離脱する準備を進めていると報じた。Warner Bros.がBlu-ray Discへの一本化を発表したことがきっかけで「HD DVD陣営は離反の洪水に直面している」と伝えている。

ワーナーが引き鉄になって一週間もしないうちにこんなニュースが流れまくると、
ちょっとHD-DVD陣営が気の毒になってくるねぇ(^^;)
ユーザー的にはさっさとフォーマット統一してくれた方が嬉しいのは確かなんだけど。
確かになぁ、実のところ日本でもBlu-Rayの方が有力くさいもんなぁ。
この辺って、松下とソニーがBD陣営なのが大きいと思うのよ、実際。
ブランドイメージ的にも、市場勢力的にも。
やっぱPS3(これはSCEだけど)でこけようがナニしようが、腐ってもソニー、みたいな。
あと、松下はVIERAと上手く組み合わせたのが大きいのかな。
それに、安い安い言っても、HD-DVDのハードウェアってあんまり店頭で見かけた記憶がないんだよね。
 #個人的にもどーも東芝のレコーダーって信用ならんから、目に入ってないだけかもしれないけど(^^;)
去年の秋頃にはフォーマット戦争長期化なんて見込みが出てたけど、
なんか終わりが見えてきちゃったのかなぁ。
HD-DVDの巻き返しはあるんだろうか?
これで本当に終わっちゃうんだったら、ソフトウェアありきのこの終わり方って、
よく言われてたVHS VS ベータよりも、LD VS VHD の方が近かったんじゃないかな。