ロボットを脳で操作?

ソニーが微妙にロボット系から手を引きつつある中、
ホンダがまたまたやってくれました。

国際電気通信基礎技術研究所(ATR、本社:京都府精華町)とホンダは2006年5月24日、人間の脳の血流の変化を読み取ってロボットを操作する技術を発表した。電極の埋め込みや特殊な訓練が不要で、リアルタイムに近い速度で動かすことが可能という。実験では手のロボットにじゃんけんをさせた。

5月24日、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI)は共同で、あらたなブレイン・マシーン・インターフェイス(BMI)を使って、脳活動を計測することでロボットを操作する基礎技術を開発したと発表し、日本科学未来館で記者会見を行なった。
 脳に電極を埋め込んだり、訓練の必要がないことが特徴。ヒトの脳血流を使って脳機能を計測するMRIを使うため、ヒトの動作からは7秒の時間差が生じるものの、ほぼリアルタイムに近い速度でロボットを動かすことに世界で初めて成功した。

最初ニュースを見た時に脳波かと思ってたんだけど、
脳の血流の変化を使用して操作するんだねぇ。
まあ、今後脳波や脳磁場の利用も視野に入れていくみたいだけど。
 #確かにMRIが必要ってことになると無理がありすぎるもんね
脳でのコントロールはこれまで脳に電極を埋め込む方式が研究されてたらしいんだけど、
さすがに脳に電極を埋め込むとなると手術のリスクとかが大きいし。
今回の方法だと外部センサーだけで済むからユーザーの肉体的負担がほとんどないし、
実用的なんじゃないかなぁ?
 #攻殻機動隊ちっくな電極案も捨てがたいっちゃ捨てがたいけど(笑)
まだせいぜいじゃんけんくらいだし、処理速度も全然遅い(タイムラグ7秒だそうな)けどね。
そこら辺の処理を改善したら、ゆくゆくはASIMOに搭載する事も考えてるそうな。
脳で考えただけで家事をやってくれるお手伝いロボットが登場するのもそう遠くはない・・・かも?
【関連記事】
asahi.com: 念じた通りにジャンケンロボ 脳の情報を信号化 – サイエンス
NIKKEI NET:企業 ニュース 人間が「チョキ」だせば「チョキ」出すロボット・ホンダ
Sankei Web 産経朝刊 以心伝心ロボット 脳の反応と直結