予定通りに出たのが読み終わった今でも信じられません(笑)
暗黒神殿 アルスラーン戦記12 田中 芳樹 丹野 忍 光文社 2006-12-07 by G-Tools |
カバーの見返しの端書にありましたが、今回、裏タイトルは「蛇王遅刻」だそうです(爆)
まあ、本来12巻は「蛇王再臨」の予定だったので、確かに遅刻かも。
「やべっ遅刻だっ!」とか焦りながら一生懸命デマヴァント山を掘り返してる蛇王を想像すると、ちょっと微笑ましい(笑)
「一応この調子だと来年も出そうな勢いです」ということですが、
はてさて、これまで散々遅れまくっていたオオカミおやぢの言う事を信じていいものやら…
よくても来年度、とかいって再来年の3月だったりして。
まあ、それはそれとして恒例のネタバレいきまーす。
今回は、裏タイトル(笑)からもわかる通り、
微妙に中継ぎな感じを受けた巻です。
でもって、読んでてやたらと登場人物が銀英伝に被りました(笑)
んで
まずは前回鬼のヒキで終わったペシャワール城攻囲戦。
片目のシェーンコップことクバードさん達の奮戦及び、
神算鬼謀な某へっぽこ宮廷画家&有能な鳥さん&陽気な船乗りのおかげで、
落城は免れました…が、微妙にご都合な展開という気がしなくもない(笑)
アンドラゴラスとタハミーネの娘候補三人は、
相変わらず大活躍中。
レイラはすっかり蛇王の手下になって、イルテリシュと、、、
セリフがないから影が薄いけど、既にタハミーネに「娘かも」とか思わせてるので、
行間で色々と取り入り工作をしていた模様。
孔雀姫はヒルメスと一緒にミスル乗っ取り計画推進中(邪魔者の大半を片付けて、8割達成?)。
#あそこで銀英伝のフリードリヒ4世が死んだ時のエピを思い出した(笑)
パリザードは元気に露天商しつつ、ドン・リカルドを尻にしきつつ、小役人を苛めてます(爆)
個人的には、この三人の中ではパリザードが一番好きかな。
一番生活力あるしねー。
孔雀姫もそれなりにしたたかだけど、
宮廷人の権謀術数よりも庶民のたくましさの方が見てて気持ちいいんだよね。
#グインの中で煙とパイプ亭のご一家が好きなのもそゆことだな
レイラは…決して馬鹿じゃないだろうけど、この三人で比較すると一番頭悪そう(笑)
タイトルになった肝心の「暗黒神殿」は、出てきて数ページですぐ水没。
てっきり、デマヴァント山の中にある神殿のことだと思ってたんだけどなぁ。
…私がタイトルからふと思った妄想があって。
デマヴァント山の中にある神殿で魔道士たちが蛇王を祀ってて、
ペシャワール城攻防戦のあとアルスラーン親征。
あと一歩ってとこまで魔道士たちを追いこんだ…、ってところで次の巻(笑)
そして次の巻は「蛇王再臨」
こういう展開を期待してたんだけどなー。
さて、どういう風に蛇王が再臨するのか…
最大の問題は、次回はいつ発売になるか、って事だと思われ。
買うぞ〜っ! と思いつつ、まだ買ってなかった。今日は買います♪
自分的にはエステル嬢が気になって仕方がありませんw次巻が楽しみです、足のおかげで宮殿に住むことになればいいけどアルスラーンと
13巻が早く読みたいです・・・・