年始の10時間ドラマ、
ベルーナ 新春ワイド時代劇 『 徳川風雲録 』: テレビ東京
ようやく録画を全部見終わりました。
んー、去年の忠臣蔵よりは面白かった…かな?
ちょっと詰め込みすぎ感と、キャストの違和感がずいぶんあったけど。
今年はキャストがそこそこ豪華だったので見応えはそれなりにあったんだけど、
違和感がどうも…
てか、中村雅俊の吉宗はちょっとなぁ。。。
今回の吉宗のキャラ(うじうじ女々しい)には悪くないんだけど、
若い頃が内田朝陽なのに、いきなり中村雅俊にチェンジするのは…
大河ドラマの「八代将軍吉宗」の時に子役から西田敏行に代わったとき以来の衝撃ですわ(爆)
内田朝陽はよかったね、これが時代劇初とは思えない。
なかなか複雑な二役を上手に演じてました。
これから時代劇にもっと出てほしいかも。
それにしても、時代劇役者が最近減ったとはいえ、この出演者ってどーなのよ。
元吉宗が三人(松方弘樹、松平健、西田敏行)、
元&現柳沢吉保が二人(榎木孝明、橋爪淳)、元尾張宗春が一人(西岡徳馬)…
作品に絡む登場人物演じたことのある人間がこんなに出てていいのか(爆)
松方弘樹は吉宗ってより遠山の金さんちっくだったし、
西田敏行も吉宗よりは宝くじのCMちっく(紀伊国屋文左衛門だったから)でしたが…
どーにも、マツケン様だけはドコの徳田新之助ですか、みたいな風情でしたねぇ(爆)
#しかし、蓬髪&人に頭下げるのがやっぱり似合わんなぁ、このお人…
西岡徳馬は、どうせなら松平館で刀ではなく槍を振るっていただきたかったデスね。
あの方の槍の殺陣、むかーしむかしのテレ朝の「殿様風来坊」で大好きだったので。
まあ、松平館エピでは、「火矢、打ち込まれた本数の割に全然燃えひろがっとらんやん」とか、
「下に着込んでなかったのに、いつ白装束に着替えたっ!!!!」みたいなツッコミどころはイロイロありますが…(笑)
新旧柳沢吉保コンビ、橋爪淳の六代家宣&榎木さんの間部詮房は結構いい感じ。
どっちも線の細い神経質な感じがよく似合うので(笑)
#しかし、なんで七代将軍就任の時って、
どんなドラマでも常に間部詮房が将軍を抱っこしてるシーンなんだろう(笑)
ただ、今回なぜ柳沢吉保が嶋田”加藤保憲”久作なのか理解に苦しみます(笑)
まあ、確かに出番少ないし、出番の多い間部詮房を榎木さんがやる方がいい(榎木さん好き♪)に決まってますが…
それにしても、嶋田久作はキモチ悪さがトリエ(ファンの方ごめんなさい)なのに、
キモチ悪さでも山内伊賀之介の内藤剛志に負けちゃってるしなぁ…
あんましいいとこないです(^^;)
そうなんです、某所では二代目風車な正義の味方の内藤剛志、
今回ものすげーキモチ悪い悪役さんです。
出れば出るほど、キモチ悪いくて、下手すると吉宗よりもよっぽど印象強いんですわ。
吉宗に取り憑いた怨念の塊みたいな男で、
実は真の主役はこやつだったんじゃないか、みたいな…
最後まで改心しないで死んで行くのは、ある意味悪役としての本懐かと。
ただねぇ、頼むから最後の最後で内藤VS中村雅俊っていうヘタクソ殺陣で締めるのはやめてほしかったなぁ…
とどめはマツケンの横薙ぎだったけどさ…
それはともかく、大河ドラマで一年かけてやるような内容なので、10時間にすると詰め込みすぎ感ありまくり。
んでもって、なんか作品テーマが「吉宗をとりまく死」みたいになっとりますな。
正直、あれだけ身近な人間(正室だの側室だの兄夫婦だの側仕えだの…まーよく死んでます)を死なせてるんだから、
いくら同時代の重要エピだからって、忠臣蔵エピをわざわざ西郷輝彦つかってまで触れる必要なかったような…
特に主水之介とのやりとりはちょっと余計だったかも。
死に飽いた吉宗を描くなら、正室・側室の死、有馬氏倫の死、六代・七代将軍の死だけでもいけそうだし、
天一坊の潔い死にもっていくだけなら松平館エピでも十分だし。
ちょっと話の展開が忙しすぎかな。
まあ、それでもそれなりに楽しめるポイントがイロイロあると思います。
特に(暴れん坊将軍はともかく)大河ドラマの「八代将軍吉宗」を見たことがあったら、
第二部の大奥権力闘争編の、月光院VS天英院は、大河とは描かれ方が逆だし。
つめこみすぎではあるけど、見所はそれなりにあったので、まあよかったかなと。
幸い、おばーちゃんも昨日録画で見てて結構楽しんでくれたし。
少なくとも、去年の忠臣蔵よりは面白かったみたい。
来年は何やんだろ?