ということで99巻です。
次は「完結予定」だった100巻です。
展開的にはちーとも終わる気配が見えませんが(笑)
ルードの恩讐—グイン・サーガ 99 栗本 薫 早川書房 2005-02 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今回の展開は非常に地味で、出てくるのはほとんど「人間」(笑)
#一回登場人物全員人間じゃなかった時があったもんな…>93巻
メイン部分はグインとイシュトの会話なのでストーリー的には全然進んでませんが、
イシュトがまたまたひどいことになってます。
ゴーラの殺人王への道を更に更にまっしぐら。
#「幽霊船」とか「ヴァラキアの少年」あたりの彼はいいヤツだったのにねぇ・・・
残虐性は元々彼に眠っていたものだとしても、
それ以外の愛すべき性質がすっかり鳴りを潜めてそっちばっかり目立つのは、
最大の原因はアリストートスだけど、やっぱナリスにも原因はあるような気がする。。。
グインが記憶無くしてるせいで余計拍車をかけちゃったんじゃないかと思わなくも無い。
常のグインだったらもう少し上手にあしらって(いや、表現悪いな)、
上手に彼をなだめることができただろうに・・・
まー、真実であれ嘘であれ、自分の信じたいものしか信じない状態になってるし、
「自分を置いていくもの」=「自分を愛さないもの」=「自分の敵」
っていう構図が彼の頭の中にできあがっちゃってるから、
もうどうにもなんないんでしょうけどね。
#ちっとは相手の事情を忖度してやれと思うんだが(笑)
#それをイシュトに言ってもまったく無駄なのが困りもの(^^;)
にしても、最近の彼には哀れを感じてしょーがないですな。
確かに予定(1巻のリンダの予言)通りなんだけど・・・
ちなみに、今回のチャームポイントはルードの森のグールさん達です。
グールというとなんとなくアンデッド系なイメージが強いですが、
ルードの森のグールさん達は、一応セムやラゴンと同等に生物種として存在している模様。
言葉は通じないですが、グールさん達なりの社会生活は営んでいるようで、
ちゃんと群れの中に長老がいたり、家族がいたりもします。
なかなか可愛らしい連中なので、要チェック(笑)
・・・ってあれ?
今気がついたけど、1巻ではグールってアンデッドに近い扱いだったような気が…?
1巻でグインと双子達が森を焼いた時に集まってきたのは、
ゾンビじゃなくてグールだった筈だし…描写はどう見てもアンデッドだったし…
ヴァーノン(偽)は「ルードの森のグール共の仲間だろう」ってグインも言ってた筈だし…
家帰ったら1巻確認してみよう。。。
で、もし記憶が正しかったら(^^;)、
一つの生物種とアンデッドが、屍肉を食らうという性質から、
「グール(食屍鬼)」という名称でひとくくりにされてるってことにしておこう(笑)
・・・気を取り直して、と。
今回のラストのヒキはそれ程強烈ではないのでご安心を。
次はいよいよ100巻到達、発売は4月上旬です。
待て! 次号!
2/28 11:33追記
気がついたらトラバいただいてましたね。
どうもありがとうございました。
お返しトラバさせていただきますですm(_ _)m
私はアリストートスやアンダヌスなんかのクセのあるキャラも結構好きです。
でもアリはなんであんなにイシュトに惹かれたんだろうか?
姐御どう思います?
そんなへぬたいさんの事、理解も考察もしたくないがな(ー’`ー;)
ただでさえ発熱で苦しいのに、そんなもの考えたらますます悪化しちまう(–;)
ちなみに熱はどんどん上昇ちうだ〜
本: ルードの恩讐 グインサーガ99
書名:ルードの恩讐 グイン・サーガ 99 著者:栗本薫(著) 出版:早川書房 グ
本: ルードの恩讐 グインサーガ99
書名:ルードの恩讐 グイン・サーガ 99 著者:栗本薫(著) 出版:早川書房 グ