ということで、100巻完結予定だった(笑)グインの101巻が出てます。
北の豹、南の鷹
栗本 薫
ホントは月曜のうちに買って読み終わってたんだけど、
ロリポが調子悪かったのでちょっと遅れました。
#本の現物は現在会社で課題図書として約3名の間を回覧中(^^;)
<進入注意>
ここから先ネタバレありまくりですので、平気な方だけ進んでください
一応ネタバレ警報出したので(笑)、中身について。
簡単に言うと今回の最大のポイントは
イシュトがエライ事になっった
ちゅー事でしょうか。
まあグインらしい解決方法とは言えますが、
何もあそこまで思いっきり腹貫かなくても(爆)
記憶ないからしゃーないんでしょうけどね。
#記憶さえあればそもそも前回みたいな事にならなかったからねぇ。
にしても、あそこで殺してあげた方が幸せだったんじゃないかって位、
安らいだ顔してましたな、イシュトヴァーン。
腹に穴開いてるってーのに
もともと「戦ってる時と自分が怪我した時の方が生きてる感じがする」っていう、
病んだ精神状況になっちゃってるとはいえ・・・
#これはリストカット繰り返す人と同じ状況なんでないだろうか?
もちろん2巻でのリンダの
「災いの星を打ち消すほど強い獅子の星が勝利を得る時、はじめて御身はやすらうだろう」
(文章不正確。確かこんな感じ)
って予言があるから、
最終的にはグインがイシュトを手にかける状況っていうのは発生するんだろうけどね。
(もしくは打ち負かされて最終的に自決とか)
今回はその前フリっぽい。
まあ、スカさんにあれだけ大怪我負わされても復活してくるイシュト君の事だし、
マルコ君ついてるし、カメさんも飛んでくるだろうし、
「七人の魔道師」にもまだたどり着いてないので今回の怪我で死なないのは間違いないでしょう。
それから、今回もマリウス君は歌い通しでした。
てか、100巻の交感シーンをマリウス側から描写。
ヴァレリウスがちょっぴりマリウスを見直したり、ナリスの死の呪縛から少し解放された感じ。
昔っから「マリウスの歌」に関しては散々あちこちに伏線撒いてたのが収束してきたかな?
んでもってぐらちーですが…
やっぱし闇の司祭は闇の司祭だったのね、としか言いようがありません(^^;)
スカさんの原爆症はもう治らないにしても、もう少しやりようはあっただろうに。
あれでは麻薬患者と一緒だ(涙)
最後にスカさんとグイン。
まあ、グインはいつでもグインなので結局スカさんと盟友になっちゃうのは当然として…
グインに記憶の無いのが惜しまれるぅぅぅぅっ!!!
て言うか今の状態のグインでは、スカさん情報は全く無意味だし。
読者にも非常にもどかしさを感じさせる一幕でした。
ちなみに、次巻タイトル「火の山」は、今回の最終章を受けていると思われます。
最初は火山なのかと思って悩んだけど、
次巻の英語タイトルは fire forest なんじゃないかなー。
月刊ペースはここまでかな?
まて、次号。