よーやく出ました、103巻。
まあ、隔月刊行ペースって言うのはある意味元通りなんですけどね。
「月刊グイン」に慣れちゃってたのでえらく長く感じたですよ。
ヤーンの朝 | |
栗本 薫
早川書房 2005-08-09 |
今回の英語タイトルは
The Dawn of Destiny
です。
直訳「運命の夜明け」。
まあ、ヤーンは運命神ですから当たらずとも遠からず。
では、いつものネタバレいきまーす。
今回ははっきり言って地味な巻だと思います。
読んでると妙に「風のゆくえ」を思い出すぞ、みたいな。
なので特筆すべきことは特にないですね。
なんか乗り換えの駅みたいな巻です(笑)
派手なシーンであれば
イェライシャとぐらちーの魔道大戦
があるけど、だからってストーリーとして劇的な展開があるわけでもないし。
#そういえばイェライシャに略称ってないね
#打ちにくいし言いにくいから誰か考えてくらはい(笑)
個人的には
・イシュトのたどたどしい手紙読んでなんかこみ上げてるカメさん
・ドリアン抱いてうっかり涙ぐみそうになってるカメさん
なんか好きですけどね。
ここんとこカメさんには報われないことが多すぎたので、
ちょっと気分的に救われたのかなぁ。
できれば「抜けた」イシュトとカメさんの再会シーンも書いて欲しかったけど。
#一時的なものじゃない、って安心させてあげたかったり
#読者も安心したいんだがね(^^;)
でも、あの作品時間の流れの遅さでそこまで望むのはねぇ。。。
#最近、栗本さんは人物と情景の描写に異様に力を入れているので、
時間の流れがめっさ遅い
#最近句読点も変に多用してるので、読んでてたまに気持ち悪くなることもあったりする
あ、思い出しました。
今回の一番のトピックは
グインとマリウスの再会
でした。
なんかこの二人が再会するのはもう「お約束」という感じだったので、
「何をいまさら」感が強すぎて取り上げる気にもなりませんでしたが(爆)
ということで、「風のゆくえ」では旅立ったのはマリウスとタヴィアでしたが、
今回最後に旅立ったのはマリウスとグインです(お
久々にあの二人のヤジキタ道中がまた読めるのかと思うとなんとなく嬉しい。
「パロに行ってリンダに会う」ための旅となります。
#なので、多分今回は本編から行方不明にはならんと思うけど…
この作者だとまったく当てにならんからなぁ…
グインの記憶は一体あと何冊で戻るのか?
そろそろ既に記憶が無くなってから5冊超えてるんですが(笑)
いくらなんでも10冊はかけないで欲しいなぁ。
104巻「湖畔のマリニア」は10月発売。
待て、次号。
グインサーガ103巻感想
グイン・サーガ103巻「ヤーンの朝」読了♪
ヴァレリウスメインの話でした、イロイロツッコミ所はありましたがとりあえず楽しんで読みました♪(^^)発売日に購入し…