読むのが苦しい本

2日ほど空いちゃったけど、まあよくあることなので気にせんで行こう。
 #昨日書く予定だったけど疲れ果てて寝ちまったのよ(^^;)
昨日手元に読む本がなくて、とりあえず本屋で購入。
買ったのはこんなもの
あちこちでアダルト・ファンタジイの傑作って紹介されてる、
読んでみたいなーと思いつつ今までご縁がなかった本。
ゴーメンガースト三部作。
三部作一気に読もうとか思って、2800円も出して全部買いましたよ、ええ。
だけど・・・


買わなきゃよかった・・・orz

一作目を読み始めた瞬間そう思った。
二作目に取り掛かった今でもそう思ってる。
三作目で印象が変わるかどうかはまだわからないけど、
とにかく読んでて苦しい。
こんなに苦しいのはトールキンのシルマリルの物語以来ナリよ。
まず、文体そのものが生理的に受け付けない。
訳者のせいなのか、原文がこうなのかようわからんが。
続いて、くどすぎる描写。
陰鬱な情景をこれでもかとばかりに延々と描き続けられると、自分の気が滅入ってくる。
さらに、半ば狂った登場人物。
一作目なんか肝心の主役が生まれたところから始まって2歳で終わってるから、
うつ病の父親とか半ば気が狂った伯母姉妹とか・・・心理描写とか情景描写とか、、、苦しすぎる。
そして、一貫しない時系列。
登場人物それぞれに焦点当てながら話が行って戻ってしてるので、
だんだんどの時点の話なのかわからなくなって混乱する。
最初余りよく知らなくてゼンダ城の虜」的なものかと思ってたのもあるから、
そのギャップもあって余計苦しいのかな。
読者を幻想に巻き込む、という意味では幻想小説なのかもしれんけど・・・
いわゆるファンタジイ小説を期待するととても痛い目にあうシロモノだと思うだ。
こんなに苦しみながら読むのは滅多にないな・・・
半村良の妖星伝ですら一応読み通せたのに、この本は挫折しそうよ。。。
・・・12連勤あと1日・・・