mixiのO型コミュでちょっと荒れ模様なお天気が発生したですよ。
発端は、「よくあるいいお話」だけどチェーン的・宣伝的要素を多分に含み、かつコミュに関係ないトピを、
そもそも「コミュに関係ないトピは管理人が削除します」というルールがあるにもかかわらず管理人が立てたこと。
それについて納得のいかない人が「管理人の見解を!」と、
これまたトピたてたので色々と議論やら荒らしやらで、
暴風雨まではいかずとも、雷を伴う通り雨のような荒れ模様になっていた、と。
まあ、コミュの議論の内容やらそのトピの内容はこの際どうでもいいんですけど、
何が言いたいかってーと、
最近
「チェーンメールはまわしてはいけません、無視しましょう」
というある意味ネットの常識だと思ってたことを知らない人が多いのねん、、、ってこと。
そのいい例が、やっぱしmixiネタだけど先月のこのニュース。
「mixi日記を介してウイルスが広まっている」などという内容の日記が、mixi上で急速に広まっている。運営元のミクシィは、「ウイルスによる影響などは一切ない」とし、この日記を広めたり、メッセージで友人に注意を促したりしないよう注意を呼びかけている。
もう収束したネタなので、今更感はあるんだけどね。
ただ、このニュースよりも気になったのはこっちの記事。
チェーン日記が広まった背景には、友人の日記に対する素朴な信頼感や、「情報を広げて問題を食い止めねば」という善意などがあったようだ。広めてしまったユーザーには、「チェーンメールは転送してはいけない」という基本的なネットリテラシーを持たない人が多かったようで、個人が手軽に情報発信・共有できるWeb2.0時代の弱点が浮き彫りになった事象と言えそうだ。
特に、mixiの場合マイミク=知人だから、
知人の情報=より信頼度の高い情報であるっていうフィルターがかかっちゃうんだろうけど…
記事をよく読むと、そもそもの発端ってのは、
あるユーザーがURL踏むと自動的に特定文書の日記を書くプログラムをmixiの脆弱性を利用して組んだ、
そのことをネタにして冗談半分に書いたらしい。
#このプログラムってMTのmixi投稿プラグインに似てるね(^^;)
#ちなみにこの脆弱性は既に解決済みとの事
で、それを真に受けた人がぎょーさんいた、ってことらしいんだけど…
いやもう、あんたらアホですか、と。
ネタと真実の区別もつかないですか、と。
いち早く人に教えたからヒーロー?
感動を共有?
誰でも簡単に情報発信/閲覧ができるようになったから、
そういう発想になるのもわかるけど、
脊髄反射的に書き込むのはやめようよ、、、
もう少し真贋見極めて冷静になろうよ、、、
きっかけは善意であっても、結果がマイナスで終わっちゃしょーがないのです。
「どうしても警告を!」ってんなら、百歩譲っても、せめて丸写しじゃなくて内容要約して、
「こんな話があるみたいですが、真偽の程はわかりませんので軽率な行動はとらないでください」とか
「下手に広めるとチェーンやスパム行為になりますので、ご注意ください」とか、
何かしら注意書きつけるくらいしろやと。
ITmediaはこのユーザーのリテラシーの低さをWeb2.0時代の“脆弱性”って評してるけど、
確かに簡単に情報発信ができるようになりはしたけど、
web2.0時代だから、web1.0時代だから、ってのはあまり関係ないでしょ。
そういう世代を育成しちゃったのはweb1.0世代のヒトタチなわけで。
発信する方法がメールなのかブログなのかSNSの日記やコミュのトピなのかの違いだけでさ、
チェーンメールは転送厳禁、ってこれはweb時代以前からの常識じゃないのかね?
そう言うことを知らないままに若年層にネットが爆発的に広まったってのは、
誰に責任があるのかねぇ。
警戒ばかりしているのが大人の対応とはいわないけど(それはそれでさびしいことだし)、
丸呑みして信用して、それを自分でも垂れ流しすんのはどーなのかね(^^;)
一歩下がっても少し冷静な目で眺めて欲しいもんだす。
・・・年寄りクサイこと言ってんなあ、我ながらf(^^;)
「ジェネレーションギャップ」
インターネット上の「常識」のボーダーラインが後退している事実を示す2つの記事から。