角松のNew Album 「THE PAST & THEN」です。
一昨日Amazonから届いてました。
THE PAST & THEN(初回生産限定盤) 角松敏生 BMGファンハウス 2005-10-26 |
こないだも思ったけどこのジャケット写真、
ホストの出来損ないみたいな茶髪はやめてほしい…
…とそれはさておき、早速リップして携帯へ。
昨夜寝ながら&今日の通勤で聞いてました。
感想は…
「うーん…」
って感じです。
音楽的に何やりたいかはまぁわかるんですよ。
全体的なイメージは「存在の証明」〜「Incarnatio」〜「Fankacoustics」の流れだし。
ただ、それが角松に似合っているかどうかというと、「うーん…」としかいいようがない。
もちろん似合う似合わないってのはファンが作るイメージなので、
本人にしてみりゃ「知ったこっちゃない」んだろうけど、
そいでも「うーん…」だなぁ。
別に曲が悪いわけじゃないとは思うんだけど、インパクトに欠けるというか、なんか微妙にファンのツボを外してるというか、
「おっ?」「おおおおおっ?」「きたきたきたーっ!」っていうわくわくする感じが今の角松にはなんか足らん気がするですよ。
特にどん底三部作(「ALL IS VANITY」「あるがままに」「君をこえる日」)が好きで、
中でも「ALL IS VANITY」が神だと思ってる人間からすると、
解凍後の曲はどーにも物足らない感じ。
#解凍後のアルバムだと「TIME TUNNEL」は好きだけどね
パーカッションメインのアコースティックな曲をAGHARTAでやるのはかまわないし、
むしろAGHARTAの音は好きなんだけど、
それを角松名義でやるとどーにも半端に感じるのはなぜかしらん?
#つか、大沢誉志幸の「LIFE」を思い出す曲が妙に最近多い…
まあ、能書きはさておきとして、収録曲の簡単な印象を。
1.RAIN MAN
Fankacousticsちっく。てか、Burt Bacharachの「雨にぬれても」ちっく。
ピアノの刻みが聞いてて気持ちいい。
タイトルだけ見ると角松自身かよ、みたいな。
#台風を呼ぶ男、角松…
2.飴色の街
「Reasons for Thousand lovers」の1曲目のリアレンジ。
2コーラス目のAメロのセルフコーラスウザッ!
あのいかにも「サンプリングしてキーボード叩いてます」的な音が邪魔です。
それ以外は悪くないんだけどなぁ。
3.リカー!!
「存在の証明」ちっく。簡単に言うと煩悩Rolling Stone+痴漢電車。
飲んだくれのオヤジが飲み屋のねーちゃんに向かって歌ってるっぽい曲(^^;)
サウンド的に嫌いじゃないけど、歌詞がねぇ…(^^;)
4.Can’t You See
「BEFORE THE DAYLIGHT」からリアレンジ曲。
これは原曲の方が好きかな。
こっちも決して悪いわけじゃないけどちょっと物足りない感じ。
5.氷の妖精
歌詞&メロがIncarnatioちっく。
微妙にサビのメロに対して歌詞が似合わない気がしないでもない。
でもワリと好き。
6.Maybe It’s Love Affair
「After5Crash」収録曲のリアレンジ。一番原曲との違和感は少ないかな?
サビで一瞬ずっこける以外は…
あの「そぉ〜ろんりぃ〜でぇい(ぇい ぇぃ ぇぃ…)」はサビじゃなくて最後のリピート部分だけにして欲しかった(^^;)
7.I’m Lovin’ You
「Fankacoustics」のElastic Side、「What a beautiful day」ちっく。
この手の曲は嫌いじゃないし、むしろ好きなんだけど、もう少し音圧が欲しいかなぁ…
8.Lady In The Night
これまた「BEFORE THE DAYLIGHT」よりリアレンジ。
これはライブでも何回か聴いたから馴染みがあったせいか、結構好き。
も少しテンポが速くてもいいかなーという気がしなくもないけど。
9.5000マイルのカウンター
3連バラード。某KWSのBBSで誰かが 「第二の『I NEED YOU』」だって言ってたけど、そおかぁ?
単に3連バラードだからそう聞こえるだけでないかと…
歌詞がなーんか曖昧で情景が見えてこないんだよなぁ。
メロはいいんだけど。
10.I’d Like To Be Your Fantasy
またまた「BEFORE THE DAYLIGHT」からリアレンジ曲。
これも原曲との違和感は少ないけど…エンド部分がびみょー。
好きな曲だけに惜しい。
ドラムレスを聴いてみると、角松サウンドはやっぱしドラムとベースが要だなぁ、と思うのよ、私は。
全編ドラムレスはなんか物足りない気がしてしゃーない。
倫明さんのパーカッションに力がないという意味ではないんだけど、
なんか一本芯が足りない感じが否めない。
あと、最近の曲の傾向として、メロそのものが複雑化してます。
だから曲によっては余計不安定な感じを与えるのかなと思わなくもない。
#「え、そっちの音に飛ぶの?」みたいな。
#ぶっちゃけ簡単に言うと歌いにくい曲。
#カラオケ対策か? と一瞬思ったけど、元々カラオケにあんまり曲ないから関係ないわね(^^;)
#でもこーゆー曲を歌えるようにする醍醐味ってあるんだけど(笑)
その上歌詞が曖昧だから、解凍後の曲って物足りないんだろうなぁ、なんとなく。
アルバム全体的にぐああああっ!って盛り上がりにはちょっと欠けているので、
コンサートホールよりはちいさなハコ(それもライブハウスというより、ライブバー)向けの曲な気がします。
ゆっくりお酒飲みながら聞きたい感じかなぁ。
#ただし「リカー!」は除く
ま、12月の中野サンプラザのお手並み拝見、ですわ。
2005/10/31追記
角ファンの間では今回のアルバム曲、3・5・7・9(全部新曲だ(爆))を飛ばす人が多いらしい。
どうも、解凍後の路線(特にIncarnatio〜Fankacoustics)の
- アコースティックサウンド
- 曖昧で変に宗教的・博愛主義的な歌詞
これが嫌いな人が多いみたいで。
今回の新曲、音としては好きなんだけどね。特に5・7辺り。
歌詞が変、ってのは同意するけど、そこまで嫌う事もなかろうになぁ。
2005/11/07 追記
ライブのために一応アルバム聞き込み大作戦を展開してるんですが、
どーも3曲目の「リカー!!」の歌い方が気になります。
ヘッドホンで聞いてると、サ行の音(特に「シ」とか「ス」)と、ダ行(「ド」とか「ヅ」とか)がやけに耳障り。
#この辺の音ってなんか学問的に言い方があったような気がするけど…なんだっけ?
なんかトシのせいで歯の間にスキマでも出来たんじゃねーの?って思うくらい、
歯のスキマから「シュッ」って息吐いてるみたいな音がするです。
昔からこういう傾向があったけど、今回は特に顕著だなぁ。
歌がうまくなってきたって気がしてるんなら、も少しきれいな音で歌ってくれよぉ・・・(涙)
<関連アルバム>
存在の証明 角松敏生 by G-Tools |
INCARNATIO 角松敏生 鹿田川見 by G-Tools |
Fankacoustics 角松敏生 by G-Tools |
ALL IS VANITY 角松敏生 by G-Tools |
あるがままに 角松敏生 by G-Tools |
君を越える日 角松敏生 加藤健 by G-Tools |
TIME TUNNEL 角松敏生 by G-Tools |
AGHARTA AGHARTA 長万部太郎 中村キタロー by G-Tools |
Revenge of AGHARTA AGHARTA 長万部太郎 中村キタロー by G-Tools |
Reasons for Thousand lovers 角松敏生 by G-Tools |
BEFORE THE DAYLIGHT 角松敏生 by G-Tools |
AFTER 5 CLASH 角松敏生 by G-Tools |
LIFE 大沢誉志幸 by G-Tools |
Toshiki Kadomatu “THE PAST & THEN”
30日 角松敏生CD“THE PAST & THEN”初回DVD付きを 購入。
(販売としては同時発売のミラクルバナナもとのことだったが・・・
おまけの…
はじめまして。
私は、このところ妙になつかしく聴いている
角松敏生です。
>harumichinさま
はじめまして。
コメント&トラバありがとうございます。
お返しトラバ入れておきますね。
私はまだ「一応」現役ファンやってます。
でも今年はBIC更新しようか迷ってます…
「THE PAST&THEN」レビュー
「THE PAST